実習生に向けて教材研究でやるべきことを語る
教師になるには避けて通れない、教育実習。
そして、教育実習の悩みの種とも言えるのが「教材研究」。
学生にとって、子どもの前で授業をすることは実習の中で一番の山場です。
授業をより良いものにするには教材研究が欠かせません。
ここでは実習生が行う教材研究の流れを、私の教育実習経験を踏まえてお話していきます。
教材研究とは?
最初に教材研究って何か説明できますか?
恥ずかしながら、私は実習に行く直前まで教材研究が何かわかりませんでした。
コトバンクにはこう載っています。
授業計画のなかに含まれる教材を授業目標の達成に役立つように選び,解釈し,構成し,組織立てる教師の活動。また,それについての教職専門科目の名称。それが効果的に行われるためには,当然子供の生活や発達,社会の要求との関係などの検討も含む。
引用:https://kotobank.jp/word/%E6%95%99%E6%9D%90%E7%A0%94%E7%A9%B6-52641
つまり、教材研究とは教材に向き合って子どもがわかって楽しい授業を作ることです。
実習の授業づくりは、教科書に対応している指導書を参考に授業を組み立てることがメインになります。
しかし、それだけでは子どもたちの姿とかけ離れた授業になったり、指導案で書いたことこなすことで終わってしまう授業になる恐れがあります。
そこで参考として、私が行った教材研究の作業を3つ挙げていきます。
教材研究で行うこと
①「わからない」をなくすこと
指導担当の先生から、実習生が授業をする単元をいただきます。
そうしたら、その単元をひたすら読み込む!
授業中、子どもから思いがけない質問が来ることもあります。
子どもたちから投げかけられる質問に対して全て答えられるように、その単元のスペシャリストになるよう心がけました。
②発問を作ること
次に、教材の中で
- 子どもが興味を持ちそうなところ
- 子どもが間違えそうなところ
から、発問を作っていきます。
授業の目標ではなく、発問です。
目標は指導書に書いてあります!
この目標を達成させながら、独りよがりな授業にならないために、担当クラスの子どもの視点から発問を考えるようにしました。
③子どもの反応・姿を予想すること
一番大切なのが、子どもの反応・姿を予想することです。
授業中に一番怖いことは、想定外の事が起こることです…実習生なので、臨機応変な対応も思うようにはできません。
そこで、この発問によってどのような答えが返ってくるかを徹底的に予想します。
例えば算数であったら、子どもが思いつきそうな解法をできる限り予想して書きだしておきました。
まとめ
参考になりましたか。
教材研究をすればするほど、授業の質も上がるし、なにより自分に自信を持って授業に臨むことができます。
みなさんが悔いのない素敵な実習ができますように!